マーケティング情報からメーカー各社の設備状況、商品開発にかかわるデータなどを管理するのが、情報管理セクションの仕事である。 また、この年1月には先行して開発促進部を発足させている。
この開発促進部は、プライベートブランドとは一線を画する「オリジナル商品」の開発を担う重要な部署だ。 このふたつの組織には共通した目的がある。
現在、コンビニエンスストアを利用する消費者のニーズの変化は、どんどんスピードが増してきている。 消費者の中心は加代から加代の若者なのだが、彼らはテレビ、雑誌などの新商品情報に敏感で、新しいものにはどんどん飛びつくが、次の商品が出てくればすぐに乗り換える。

おかげで商品のライフサイクルはどんどん短くなっているのだ。 これは波乗りと同じで、次々にヒットする商品さえ棚に並べておけば、必ずよい売れ行きが期待できる。
それには売れそうな新製品を見きわめる目と、その新製品を調達する能力、さらにスペースの限られている棚にその製品を並べるための、既存商品の見きわめが要求されるのだ。 SE本部としては、次々に新商品をチェーンに投入すると同時に、これまで本部推奨商品としてきた商品を絞り込まなければならない。
そのための組織改変こそ、情報管理セクションの新設と開発促進部の発足なのだ。 特に、開発促進部は新規の推奨商品をどんどん開発し、商品のライフサイクルの短期化に対応するため、さまざまな分野に触手を伸ばしている。
もちろん、商品の売れ筋をただ見きわめるだけではない。 情報システムの充実とメーカーとのより緊密な体制づくりによって、新たな受注生産体制を組み始めているのだ。
新製品の売り上げは毎朝POSデータで地域、時間帯、客層別にチェックできる。 その商品のライフサイクルⅡ売り上げのかげり具合が手にとるようにわかるわけだ。
チームMD部門が効果的にこうした分析をするには、物流管理、オペレーションの部門と密接な協力関係を作り上げることが必要だ。 物流管理本部に属する品質管理部では、新規に推奨する予定の商品を必ずチェックする。
新しいメーカーと取り引きをする場合にも、工場のレベルはこの品質管理部が検査することになる。 もともと品質管理部は商品本部の中にあったのだが、独立性を高めることと、商品本部がチームMDに徹することを狙って分離された経緯がある。
オペレーション部門は、毎週月曜日の商品検討会で、本部の推奨商品以外の市販の商品規推奨商品にすべきかどうかチェックしている。

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